WHEELCHAIR TENNIS

WHEELCHAIR TENNIS

車いすテニスとは

ルール

車いすに乗ってテニスを行う障害者スポーツの一つである。一般的なテニスと同じルールで行われるが、車いすテニスは2バウンドまで認められているのが一番の違いである。地面に3バウンドする前に打ち返さなければならない。1バウンド目がコートに入っていれば、2バウンド目は外側でもよい。またサービスを始める直前は、静止しなくてはならない。サーバーはその後ボールを打つ前にワンプッシュしてもよいというのは、車いすテニスならではのルールである。テニスの技術はもちろんのこと、車いすの操作技術なども求められる。

クラス

車いすテニスは「男子」「女子」「クァード」「ジュニア」という4つのクラスがある。クァードは四肢麻痺という意味で、このクラスではラケットと手をテーピングで固定することが認められている。障害で体温調節が困難なため、トーナメントではクァード選手にシェードと氷入りのバケツを準備することが義務づけられている。

用具

ラケットやボールなどの用具はテニスと変わらない。車いすテニス用の車椅子は、通常の車椅子同様、左右に大きな車輪が2つついている。これは八の字についているため、激しいプレーをしても倒れないようになっている。また、素早く向きを変えてボールを打ち返すことができるよう、小さなキャスターがついている。

歴史

1976年、アメリカのブラッド・パークスが怪我によって下半身不随となり、リハビリ目的でスタートしたのが始まりである。ジェフ・ミネンブレイカーという人物と競技用車いすを共同開発し、それ以前もレジャーとして楽しまれていたが、競技としての車いすテニスを確立させた。

車いすテニスが徐々に普及し、1988年にアメリカで国際車いすテニス連盟(IWTF)が設立され、1992年バルセロナパラリンピック大会から正式競技となった。現在はパラリンピック以外に、プロテニスの4大大会「全豪オープン(オーストラリア)」「全仏オープン(フランス)」「ウィンブルドン(イギリス)」「全米オープン(アメリカ)」にも車いすテニス部門が設けられている。IWTFはその後、1998年に国際テニス連盟(ITF)と完全統合した。 日本では普及し始めたのは1983年頃からで、1986年に日本車いすテニス連絡協議会が発足し、1989年には日本車いすテニス協会(JWTA)が設立した。現在では国枝選手ら日本人選手の活躍もあり、全国に広がっている。